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第一牧志公設市場は、第二次世界大戦後の闇市を端緒としていますが、その改築のために2019年6月から現在の仮設市場で営業されています。夕食のため日が沈んでから仮設市場に向かいました。東京の築地市場などは早朝から午前中に活気がある印象でしたが、第一牧志公設市場は夜まで市場も営業されていますし、2階の食堂は閉店の夜9時頃まで来客で一杯でした。オープンスペースにいくつかの食堂が軒を並べていますが、地元色を感じる天ぷらを提供している「道頓堀」を選びました。定食で少しづつ色々食べてみたいプラス一品としてもずく天ぷらを注文しました。
地元のオリオンビールと泡盛ハイボール(このお店ではヘリオス酒造の古酒くらを使用)を飲みながらゆったりと夕食を頂きました。出張など慣れていることもあり周囲が家族連ればかりでも1人食事は平気なのですが、食べ終わりそうになった時に驚きの出来事が起きました。店では4〜5人の女性の店員さんが対応されていたかと思いますが、そのお一人が勤務時間を終えられたらしく、炒飯を持って「さてここで食べようかな…」と。30分以上楽しくお話しさせて頂いたと思います。炒飯を分けて頂いたり、さんぴん茶は他所では飲めないでしょと2杯もご馳走になったり。
お話は市場のことから来週に開催される大綱挽まつりに纏わるエピソードのことなど、沖縄、那覇の文化、歴史、地元に対する思いなどが様々なポイントでつながり合う感覚でした。気がつくと閉店時間が過ぎて片付けが始まっていて急いで会計を済ませました。3年後までこの仮設店舗で続けられます。間違いなく再来しますので、また来店することをお約束して階段を降り始めた時に再び予測しないことが…。4〜5人の女性のお一人は女将とお見受けしていましたが、追いかけてきて下さって、仮設市場に引越したことを記念に作られた高級ボールペンを持たせて下さいました。金文字で「祝令和元年 まちぐわー食堂 道頓堀 沖縄県那覇市」とあります。書きやすいですから使ってくださいと。なんということでしょう。島の外の者一人が、この地域が益々良くあって欲しいと強く思うのでありました。
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「市場での感動」への1件の返信
[…] • 市場での感動 投稿者 RFC – To RegionalFeatures, Cheers!投稿日: 2019年10月19日2019年10月24日 […]