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帰国後1週間の報道に思うこと

仕事を終えて月曜日の夜に帰宅し、目にしたネットニュースは、デモのその後の状況について私たちにとって十分な情報を与えてくれました。デモは午後2時半に始まり、夜10時頃に終了した-。香港島から香港国際空港までは、MTRとエアポートエクスプレスを乗り継いで1時間程度です。元々の計画では夜9時にホテルを出発する予定でしたので、計画通りに行動しても大丈夫だったのかも知れません。ネットニュースの他の情報と夕刊の1面に掲載されていた写真記事によると、デモには香港市民の7人に1人(103万人)が参加していた可能性があること、一部の参加者が10日未明まで立法会(議会)に居残り「反送中(犯人を中国への移送し本国の裁判にかけることへの反対)」を訴えて暴徒化し、警察と衝突したとありました。私たちが見たのは合法的に主張を訴えながら行進していた姿でした。デモを偶然目にした旅行者ながら、少し残念な気持ちがしました。市民を応援したい気持ちの一方、若者を暴徒化させる大人の采配に少し疑問を感じたからです。

その後の報道の中には、中国本国が今回の混乱に対して関与を否定するような内容も含まれていたようです。報道を介しての情報しかありませんので詳しい内容に立ち入ることはできませんが、香港当局の方針などが日々変化する中で、『一国二制度』については何れの立場においても不動のことのようです。つまり、中国政府も香港市民も香港が中国であることを承認しています。それを前提として、私も含めて多く人たちが各地域の多様性の1つとして香港の独自性を望んでいて、一方で中国がそれを発展的に考えない方針に有益性はあるのでしょうか。凄いタレントを如何に開花させるのかを考えるのが大人の采配であるように、個人レベルの考え方が国家レベルでも共有できるように感じた1週間でした。目先の沈静化を目的とし、香港、そして中国全体を見据えていない回答に対して抗議が続いているようにも感じます。デモに参加されている香港市民のエネルギーを良い方向に導いて頂きたいと思います。

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早朝帰国から出勤までの時間

帰国直後の2019年6月10日月曜日の朝には今回のデモに関する情報はありませんでした。私は、2014年雨傘運動のことも全く知りませんでした。また、今回のことについても、逃亡犯条例改正案に対して3月31日に第1回目、4月28日第2回目の反対デモが行われ、6月9日には更に大規模な第3回目のデモが予定されていたことを、香港国際空港にて過去のネットニュースを見て知りました。よって、今回私たちが目の当たりにした出来事に対して、日本の多くの人達は記事になってもそれ程興味を示さないであろうことは容易に想像できました。現地では、バスやトラムはもとよりタクシーの利用も難しく、デモに参加している何千人とも知れない市民が地下鉄MTRで帰途に向かう前に、空港に戻ることだけ考えました。勤め人が弾丸ツアーを楽しんだ後は、何事もなく職場に向かわなければいけません。香港から戻れなくなった、などということはあり得ません。一方で、香港に知り合いがいるわけでもなく、デモがその後どのような結末になったかを知る由もなく空港を後にすることには、少し残念な気持ちでした。

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観光客の動揺

油麻地駅では3台並んだ切符自動販売機の2台が使用中止になっていて、1台に女性スタッフが付いて購入客の列をできるだけスムーズにこなす手助けをしていました。ホームではセントラル行きが目の前で出発したばかりで次を待ちました。次の列車は満員で、並んだ扉で数人は乗れましたが、日本の通勤列車のように背中で中の乗客を押して無理に乗る訳にもいかず、更に待つことにしました。しかし、目の前の扉がなかなか閉まりません。現地の乗客にはアナウンスがされていますが、英語のアナウンスはありません。次の駅に列車が詰まっているのか、設備の故障などがあったのか。5分程度待ったでしょうか。漸く目の前の列車が出発し、次に来た列車で何とか金鐘駅へ。そして港島線へ乗換えるべくそのホームに向かった時に目にしたのは…。港島線が動いていない様子で地下の広いホールがヒトで埋め尽くされています。待っても無理だと直観的に感じました。トラムだ。地上に上がりました。意外とヒトが少ない…。歩道橋を渡って安全地帯へ降りようとした時にもう一つの異変に気づきました。メインストリートに走る車はタクシーが数台程度、トラムの姿もない。安全地帯から観光客と思われる数人の女性がノートラム、と叫びながら階段を上がってきました。次はバス停へ。6月9日は何かがあります、掲示板に何か漢字表記がありますが意味は不明です。唯一の救いは香港島に戻ってきていることでした。グーグルマップではホテルまで徒歩30分以内とのことで、歩くことにしました。 数台のタクシーを除いて車両の往来がないメインストリートの交差点には警察官が相当数待機していました。国賓でも来るのか。後で過去のネットニュースを見て知ることになりますが、今回の2019年逃亡犯条例改正案に対して3月31日に第1回目、4月28日に第2回目の反対デモが行われ、同主催者は5月の時点で6月9日に第3回目として更に多数の参加者を目標としてデモの開催を発表していたとのことです。気がつくとマイクで主張しつつデモの列が私たちの歩いている歩道の反対車線を埋め尽くして前進してきました。午前中にビクトリアパークからゴーズウェイベイ駅近くまで戻ってきた時、繁華街で演台の設置やマイクでの訴えが始まっていたのが思い起こされました。デモ列の人達がもつプラカードには「反送中」「NO CHINA」とあるのを確認しました。旅行者としての判断として、デモは合法的な活動であって暴徒化している訳ではない、但し政治的なことが関係している限り、英語も含めて周囲に通じる言葉を発することは避けた方が良い、メインストリートを跨ぐ歩道橋の上からデモ列の写真を撮っているヒトも居ましたが,もちろん写真を撮ることも考えませんでした。身に危険が及ぶことを避けることもありましたが、主張内容は分からないとは云え、相当数の香港市民が真剣に何かを訴えているときに報道など目的もなく写真を撮ることは失礼になると思いました。今回のテーマは逃亡犯条例改正案であり、参加者はデジタル断ちをし、顔もマスクなどで覆っての参加だったそうです。携帯電話の位置情報機能を切って、MTRの乗車にもオクトパスカードを使わない、中国当局にデモへの参加を追跡されないための防衛策です。そのような意味でも、観光客が近距離から顔も認識できるような写真を収めることをしなかったことは正解であったと思っています。 デモの列を1回横断することは避けられず、警察官が誘導する中、他の数人のヒトに混ざって交差点を横断し、何とかホテルに戻ってくることができました。夕方5時頃であったと記憶しています。予定していたゴーズウェイベイ市中での昼食が摂れなかったため、ホテルのカフェにて高価で何の変哲もないサンドイッチを食べて空港への準備を始めました。MTRの駅を確認に行くと、その時点では列車は問題なく運行されているようでした。香港人がデモの終了時刻を何時頃が適当と考えるか分かりません。明日は月曜日なので夜7時か、8時か、あるいは朝の開始が遅い街と感じていたので、もっと遅くなるのか。何れにしてもデモに参加している人達がMTRで自宅に戻り始めると空港に行けなくなります。いざとなったらタクシーか、いやしかし、異常事態下にホテルがタクシーを保障してくれるとは思えません。

出発時間は夜7時と決めて、シャワーを浴びて荷造りをしてMTRで空港へ向かい、何事もなく8時頃には到着しました。0時30分離陸まで大分時間があります。予定していた観光ポイントの大半が回れたように思っていましたが、空港への途中で九龍から香港島の夜景を見る予定をすっかり忘れていました。何とか無事に空港に戻れましたが、間もなく香港を離れます。自分たちの早めの行動が正解であったのかどうかも確認する術は多分ありません。

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地元の人たち

2日目はやはり事前に考えていた観光ポイントの一つであったトラムに乗りました、ホテルの近くにはその停留所があった一方、MTRの駅までは10分程度歩く距離であったことから、チェックアウト後の空港へ向かうエアポートエクスプレスの乗り場であるMTR中環(セントラル)駅への交通手段として考えていた面もありました。2階建てトラムの上階からの風景は素晴らしいものでした。海外を旅行すると、目的地への距離感がないこと、公共交通機関、特にバスの利用が難しいことから徒歩で移動する距離が増えてしまいますが、メインストリートを見下ろしながら僅か410円程度でスムーズに移動できることも魅力でした。

セントラル駅近くの停留所を過ぎ、上環あたりで下車してフェリーターミナルから九龍半島のビル群を眺めた後、セントラル駅から徒歩10分程度のところにあるミシュラン三ッ星のエビワンタン麺の店まで戻って朝食をとりました。テーブルにあった赤い味噌のような香辛料は少し入れるだけで激辛でした。 今日は九龍半島を中心に回る予定でしたが、昼間余り暑くなり過ぎないうちにと、香港島に留まってMTRでゴーズウェイベイに戻り、その東部にあるビクトリアパークに行くと、ヘッドスカーフをまとったイスラム教の女性があちこちにシートを敷いて集まっていました。個々に1日分かと思われる5、6個のパック飲料を準備して、グループ毎には大きな透明の袋に入ったブロック氷やスナック菓子が置かれています。後で知ったことですが、以前は英語のできるフィリピン人のメイドが多かったのに対して、英語や広東語を勉強したインドネシア人が増えていて、休日の日曜日にはビクトリアパークに多く集まって寛ぐのだそうです。

午前中と云えども暑さは大きくは変わらず、クーラーの効いたショッピングビルで涼みつつ、今日もスターバックスで水分補給をしながら、MTRで九龍半島にある香港最大の寺院である黄大仙を目指すことにしました。余談になりますが、出発駅のゴーズウェイベイはMTR港島線Island Line、金鐘駅でTsuen Wan線に乗換えて、油麻地駅で更にKwun Tong線で黄大仙に向かいます。各線への乗換え毎に料金が加算されるシステムなのか、港島線内の3倍の料金が掛かって少し割高感がありました。

黄大仙は大変華やかな立派な寺院で、本殿前に牛、馬や兎、鼠など10種類以上の動物が僧の形相をした大きな像が立ち並んでいるのが印象的でした。また、50センチメートル以上あるような大きな線香を掲げながら真剣に礼拝する市民の姿は、神仏を拝むどこの国でも違わないなと思いました。私も例年の初詣と同じように家族や親戚の健康を祈願して日本風に手を合わせてきました。

帰路ではMTR Kwun Tong線太子駅で降り、女人街などを抜けて油麻地駅から再びMTRで香港島に向かいました。2日間の旅行ですが、当初予定していた観光ポイントの大半が回れたように思っていました。

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気軽に飲茶を

金曜日の深夜に羽田を出発し、月曜日の早朝に帰国する1泊2日の弾丸ツアーの行き先として香港を選んだ大きな理由はありませんでした。日頃家事などを任せている家族と一緒に始めようと考えていた海外旅行の1回目として、オフシーズンのためか安価であり、まとまった休暇を取ることもなく気軽に行けるところとして選んだのだと記憶しています。多少の礼儀が保てるようお礼と挨拶程度の広東語は覚えてゆきたいと考えていた小さな計画も叶いませんでしたが、初めてだった羽田空港国際線ターミナルを一通り見て回れる程度の時間の余裕もあって、順調に旅行はスタートしました。1日目は香港島を中心に、2日目は九龍半島を中心に回るという大雑把な計画の中、香港国際空港到着後先ずはエアポートエクスプレスを経て、地下鉄MTRの銅鑼湾(ゴーズウェイベイ)駅を降り、早朝の荷下ろしをしている地元の市場を抜けたところにあるホテルのコンシェルジェに大きめの荷物を預けました。雲行きを多少心配しながら、逆に降られないうちにと、先ずはビクトリアピークに向かい、朝9時頃に香港の素晴らしい市街の風景を2方向から堪能しました。

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山をバスで下りたあとは、店がほとんど開いていなかった中スターバックスで水分補給などをしながら、昼食は名の知れているらしい店で飲茶を頂きました。 地元の人たちも利用する店らしく、予約もしない一見の観光客は3階へと促され、2人の日本人男性客と円卓に相席になりました。多くをお話しさせて頂いた訳ではありませんが、先方から写真を撮って欲しいとの声掛けから、むしろこちらの2人の写真を撮るきっかけを作って貰ったような流れでした。弾丸ツアーであることをお話しすると、お相手側は一人が単身赴任で広州に在留中で、寂しいので友人を香港に誘って日帰りの旅行をしているのだということでした。内陸の中国と違って香港は自由で全く雰囲気が違うことを話されました。その時何となくこれまで意識していなかったことに気付いたように思いました。日本人にとって台湾や香港が人気なのは、本当の中国に行く勇気はないけれど、中国らしさ、平たく言えば飲茶などをしてみたくで選ぶ観光地なのではないか。自分達もそのような気楽さを今味わっているのだと。入国審査官からの質問などもなく、無言通過のゆるそうだった点なども思い出しながら感じたことです。 天候には恵まれていましたが、とにかく暑くて蒸す土地だと感じました。来る前は半分本気で半ズボンを準備することも考えましたが、結果的に少し厚手だった長スボンの中は汗でグズグズの状態で長時間歩きました。7番埠頭からスターフェリーで半島に渡ることも、いくつか考えていた観光ポイントの一つであったので実行しました。普段、職場の上層階から東京湾を眺めることができ結構頻繁に行き交う観光船を見かけていますが、今は逆の立場なのかなと思いながら、旅をしていることを実感しました。

日光の照りつける尖沙咀の街や九龍公園を回りつつ、八達通(オクトバスカード)がないと使えない飲料の自動販売機のせいで水分補給もできないまま、ショッピングビルに入っている無印良品でジュースを買って何とか凌ぎましだ。公共交通機関の利用に便利なオクトパスカードを買わずに切符を都度購入する方法を選んだのは、多分再び香港に来ることもないだろうと考えたのが理由です。羽田での香港ドルへの両替も最小限にした上、ホテルチェックイン時に予想外の現金500ドルのデポジットを要求されたため、夕食はホテル近くにあった安価で若者に人気があるらしいチェーン店で飲茶を頂きました。カスタードの入ったかわいいブタの顔の形をしたデザートなども含めて良い味をしていたと思います。

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初めての香港、そして反送中デモに

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