6月9日、中国の習近平国家主席が、琉球(沖縄)と中国の古くからの交流に触れた発言について報じられました。本州で生まれ育った私自身も含め、「日本は島国で他国との領土争いは他国のこと」との認識で育った日本人が多いのではないでしょうか。しかし、各地域におけるこれまでの諸事情を含めて歴史と称するならば、歴史如何によっては、今の時代に琉球王朝、あるいはアイヌ民族の国家が存在していた可能性について思い致すことで、現代の日本全体が置かれている立場、あるいは自分達の身の回りを再考する端緒にすることができるように思います。
北海道や沖縄に限らず、各都府県は、(国境は現在とは異なる場合もありますが)元々は独立した地域として、国を形成していました。(余談ですが、何気なく四国地方と呼んでいるしこくが何故四国かということです。次の話は四国が云々ということではなく)自領土の民を守るという大義の下、必要とあれば隣国を盗りに行き領有してきたことも伝えられています。現代の世界における戦争と異なるのは、日本国内においては取敢えず共通の言葉を使い、ある程度の共同体的な認識があったことでしょうか。従って、鎌倉から戦国時代にかけては、現代的には国内における紛争という呼び方が適切なのかも分かりません。
沖縄が元々、日本と深い交流を続けていたと同時に、中国も同様に重要な交流相手であったことに疑いの余地はありません。本ブログを開始した2回目の記事(2019年7月)でも取り上げています。https://regionalfeature.com/nahamuseum
この中での最も大切なポイントは、「沖縄の人達は、いかに自分達が個性のある存在であるかを内面に持ち続け、対外的にはそれをソフトに表出する、とても強い意志を持った県民である」。日本は元々、多くの国の集まりでした。各々の特色は、お祭り、地方芸能、あるいは言葉の訛りなど様々な形で残っています。もうすぐ夏季休暇、お盆の季節になりますが、ご結婚された夫婦の帰省先が離れているケースも少なくありません。このブログでは地域の独自性を表現していますが、日本国内にある各国の独自性について再考し、自分自身がその形の無いものと、どのように付き合ってゆくか、ほんの一時でも思い致すのも良いものではないでしょうか。