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地域の日中の風景は?

所謂サラリーマンの比率の推移は、現代社会と近未来を考える上で大切な数字のように思います。1953(昭和28)年 42%、1959(昭和34)年 50%、1993(平成5)年 80%、2005(平成17)年 85%、現代社会においては、8割以上がサラリーマンです。勤務時間が朝から夕方までの方々が多いため、日中は自宅にはいない上に、当該時間帯に自分が住んでいる地域の様子を想像する機会すら殆どないのが実情ではないでしょうか。今回は、個人の日常生活、あるいは過去と未来のライフステージを振り返り、思い浮かべながら、自分自身が、あるいは家族がともに生活している地域の日常風景を再認識してみることにしました。

シャッター商店街という言葉があり、そのような地域も存在します。一方で、新型コロナウイルス禍がやや落ち着き始めてから私自身が訪れた街の中では、仙台市内の商店街が良い雰囲気で賑わっていたように思います。東京都内では、個人的な印象ですが、戸越銀座などが、一軒一軒、印象深い気がします。シャッター商店街の各々のお店には、今で言う合同会社の代表であるご主人、女将さんと数人の従業員の方がいらして、地域の方たちと日常会話を交わしながら土地と一体化していました。

大型ショッピングセンターを否定するわけではありません。仕入れの効率化だけでなく、厳しい管理体制の構築、各種対応にも多大な貢献をしています。ただ、ここで街の見栄えとは別の切り口で大きな変化が起こりました。商品を扱う人達全員がサラリーマンになってしまったのです。夕飯の食材を買いに出かけた場面において、日常会話は殆どなく、土地との一体感は‥高層建築の2階以上が地面に接していないことも多少関連するかも分かりませんが、一体感を感じる術がありません。

サラリーマン比率が大幅に増加した平成の30年以上を働いてきた一定割合の方達は定年を迎えられています。皆さんどのように過ごされているのでしょうか。楠木新さんの「定年準備」を読みましたが、平日昼間の公共図書館などに、充実した生き方を目指す方達の姿があるようです。街の外見が時代とともに変化するのは時の流れに任せつつ、目に見えない部分である関係者が地域に貢献する方策を模索し、住み心地の良い内面を次世代に繋げて行きましょう。(因みに筆者は当該年齢に到達し、一人一人が一歩づつ前に進むことで、生活環境が見違えるほど変化すると信じています。)