ヒト各々の趣味としての旅行であったり、業務上の打合せであったり、あるいは文化交流としてヒトが動くということが当たり前のようにして促進されてきました。東海道新幹線には1,300人以上が一度に乗車できるとのこと、空には旅客機毎に300~500人が大陸を跨いで移動できるだけのインフラが整備されてきました。ところが、今回の新型コロナウイルス禍により、個々人による移動の自粛に加えて国家間での出入国制限が掛かったことにより、個人旅行であれ業務であれ、既に他国に移動しているヒトにとっては自国に帰れなくなる事態が発生し、これから海外に向かうことを考えた場合にも、再び自国に戻れる保証が無くなったことなどにより、日本国内でも外国の方を見かける極端に少ない状況になりました。
幸いなことに、現代においては、インターネットという新幹線や旅客機とは異質のインフラが普及していました。ヒトは動かないが、離れた地域間での情報交換ができ、高価な通信料がイメージされる以前のテレビ電話と同じ機能でさえ無料で提供されている時代になっていました。新型コロナウイルス禍に伴う日本国内での外出自粛や緊急事態宣言の下において、新幹線や旅客機を使う対面の交流よりもウェブを介した会話や会議が優勢となる新しい時代が始まった機運を感じるようになりました。
一方、対面の日常会話などによる情報交換が極端に減ってしまった弊害についても必ず存在するように思われます。こちらに関しては、今後数か月掛けて検証されてゆくことになると思います。ただ、現時点においても多くの方が感じている一つの事柄があります。それは、ライブ、コンサート、スポーツ、イベント、テーマパーク。同じ空間で同じものを見て、聞いて、各々が共感し、違うことを感じるという場が現時点において中断されていることについては引続き注視しておくべきことと感じています。
学校 – のようなもの
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