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大谿山豪徳寺

世田谷区豪徳寺2丁目、自動車の行き交う道路から大きく入った閑静な住宅地にあります。

山門の扁額には「碧雲関」とあります。

文明12年(1480年)建立の弘徳院を彦根藩主井伊家が菩提寺と定め、万治2年(1659年)に豪徳寺と改称されました。仏殿は創建当時の建造物の一つです。

井伊家2代藩主の井伊直孝が鷹狩りで当処を訪れた際、住職の愛猫が何と門内に手招きをしたとのことで、そのお陰で藩主は落雷から逃れることができました。その由来により、豪徳寺は招き猫の発祥の地とされ、願い事が叶えられた際に奉納する招福猫児(まねぎねこ)は大小様々なものが用意されています。

三重塔は平成18年(2006年)に建立されました。四方の蟇股(蛙股)には干支(十二支)の彫刻が施されています。

北の方向、中央は「子」、右側は亥、左側は丑なのですが…。

山門の「碧雲関」については、地元の信仰のあつい方のお話を伺うことができました。上述の井伊直孝が猫に手招きされた時には空は紺碧、晴れわたっていましたが、住職のおもてなしを受けている間に雷雲が湧いてきた、まさにその場、その時のことを表しているとのことです。

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