2022年12月18日(日)午後1時過ぎ、JR東海、新幹線の三河安城駅と豊橋駅の間で停電がありました。私が乗り合わせたのぞみ18号東京行きは、名古屋駅を出たあとほどなく停車。普段は相当のスピードによってさほど気にならない線路端の背の高い冬の雑草やフェンスが目につきます。余り心地よくない風景を眺めながらも、すぐに発車するだろうと呑気に考えるのは、楽観的に捉え勝ちな自己防衛の本能だったのでしょう。
「原因を調査中です」のアナウンスが数回繰り返された後、静かに車両が動き始めます。「上りの送電が再開されました」のアナウンス。上りだけ再開されても、東京駅のプラットホームはすぐに満杯になってしまいます。
やはり10分ほどで再停車。「架線の状態を確認しています」。アナウンスによると、上りののぞみ18号を停電区間の三河安城駅と豊橋駅の間で停車させて、テスト車両として使っているようです。以降は、異常事態ながらの車内の落ち着いた対応状況です。

上りは送電できるようですが、架線点検とその後の復旧作業のために再び停電状態です。早い時期のアナウンスにて、直射日光の差し込む右側の乗客に「差し支えのない範囲でブラインドを下げて下さい」。ほぼ全て静かに対応されましたが、それでも空調がないため室内は徐々に暑くなってゆきました。N700系8号車にある車掌室では最寄りの駅か指令室らしきところと盛んに車内対応の情報共有がなされています。どこのハッチを解放して換気するか、水の流れないトイレの代用など…。
それでも、最終的に4時間の遅延にて、小さいお子さん連れの親御さんとトイレが大変そうでした。





出張目的の人達は、携帯電話で会社に連絡するなど、ほぼタイムリーに対応が取れ、その他の旅行客なども概ね落ち着いておられた印象でした。大きな要因は、車内が停電状態でも、携帯などの充電が切れない限りは、家族などと自由に連絡が取れることによる気持ちの余裕だと思いました。新幹線にせよ、携帯にせよ、現代社会が電気頼りであることを再認識した半日でした。