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地勢による気候の違い

先月、関越自動車道で東京から魚沼群湯沢町に移動しました。上里サービスエリア(埼玉県内)で見つけた「群馬のお土産:かいこの一生」です。

「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった。」川端康成著の「雪国」の書き出しは余りに有名です。谷川岳を貫くトンネルとして、「雪国」のトンネルは1931年開通の上越線の清水トンネル、上越新幹線が通るのは大清水トンネル、今回我々が自家用車で通った関越自動車道のトンネルは関越トンネル、10 ㎞超の関越トンネルは2015年まで道路のトンネルとしては国内最長でした。今年は降雪が少なく、3月には平地では積雪装備は全く必要ないと思って出発しました。群馬県側から前方の一部の山頂近くに積雪が見られます。高速道路自体の標高が次第に上がりますので周囲の山の標高が分かりにくくなり、積雪が高さの指標になるかと思いつつ「危険物積載車両ここで出よ」の表示を横目に見ながら、とうとう関越トンネルに入りました。小説にあるように、道路を走りながらもその長さを感じているうちに遂に出口に。高速道路には勿論残雪はありませんが、周囲の一般道の周囲には普通に雪が残っています。現代においても「雪国」の中にある気候の違いを実感しました。

湯沢町歴史民俗資料館の1フロアには、「雪国」に纏わる様々な資料が展示されています。
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