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訪日した外国の方に国内の簡単な地理(東京に来ているヒトに大阪や福岡などの位置関係など)を説明する際、英語で本州はメイン・アイランド、九州、四国、北海道はそのまま、キュウシュウ・アイランド、シコク・アイランド、ホッカイドウ・アイランドと云うと、大抵の外国の方たちは事前に勉強してきているらしく、概略はわかってもらえます。日本列島は狭義にはこれら4島と付属する島嶼とされていますが、地形的には南西諸島、千島列島、更には伊豆諸島、小笠原諸島を合わせて日本列島と捉えることができます。
各島、各諸島の人口を都道府県の人口統計をベースに正確に集計することはできませんが、2019年時点で九州1,280万人、北海道525万人万人、四国372万人、沖縄145万人に対して本州は1憶300万人程度となり、面積とともに確かに本州がメイン・アイランドであるのは間違いないようです。
また、奈良時代、平安時代以降、都が奈良・京都にあり、江戸幕府が今の東京にあったことからも、政治の中心が本州にあったことにも異論はないものと思います。しかし着目すべきは、藩幕体制は北海道の渡島半島南部の松前藩から九州の薩摩、大隅、日向国の一部を領有した薩摩藩の範囲であったことです。当時は蝦夷と呼ばれた北海道の大半の地域と琉球国(おきなわ)が統治していた南西諸島には江戸幕府の力が及ぶものではなかったということです。
台湾と樺太の存在
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