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新型コロナ第6波の中での東京都内の感染拡大事情

国内のほぼ全ての地域において、オミクロン株の感染拡大は続いています。1月28日の発表では、国内で1日に8万1810人の新規感染者がでているとのことです。

東京都内では、1月中の累計新規感染者は19万4719人とされており、人口の1396万人に対して1か月間で140人に1人の割合で感染したことになります。ニュースで報道されるこの感染の広がり方をみても、身近にPCR検査に陽性の方、発熱などの症状が出た方がいても全く不思議ではない状況です。

実際、知合いの方の中にも、特に保育園・幼稚園から中学校までの子ども達が感染し、あるいはクラスで感染者が出て濃厚接触者に該当するかどうかの判定を待っている子ども達をもつ親御さんが複数みられるようになりました。1月25日時点での厚生労働省のデータでは、所謂第6波での感染者のうち、10代以下の子どもの割合は26.1%と、これまでに比べて高くなっています。ウイルス接種の対象外であった年代に広がっているとの見方もあるようです。

実際に感染あるいは濃厚接触した、あるいは可能性のある方のお話を身近にて伺うにつれ、感染拡大防止、医療ひっ迫の問題の他に、この新型コロナ禍がもたらす影響が多く存在しそうなことを強く感じるようになりました。特に、外で飲食して大人が先ず感染者になっていた時期と異なり、普段クラスの中で過ごす子ども達が真っ先に感染した場合の複雑さは如何ほどのものなのでしょうか。誰が最初に感染したのか、子ども達自身に加えて親御さんの目も加わってきそうです。発熱して家に戻り、あるいは家で発熱した子どもの中には、自分のせいでお母さん、お父さんも出勤できない状況になっているのを見て気にする繊細な気性の子もいるかと思います。オミクロン株は少し弱毒化しているとの情報もありますが、風邪を引いたので仕方がないから休みましょう- だけでは済まない新型コロナ禍の影響- 人の気持ちに影響する可能性、場合によっては家族以外の人が感染者などを傷つけるようなことがあり得ることを見据えて、お互いに気を配る余裕が必要だと強く考えています。

移動自粛の雰囲気もあって、他の道府県の状況を知るのが通常よりも少し難しくなっていますが、恐らく、日本国内、あるいは各国でも同じような事情が数えきれないほどあるのだと、遅ればせながら、漸く想像力が働くようになってきました。ただでさえ世界中にストレスが蓄積している中、感染予防、感染治療への対応に加え、周りの人への配慮をお互いに意識することで、自然界にあって人間の持てる力は如何程のものか、ウイルスなどの災いをもたらす病原体、あるいは他の生きとし生けるものに示せる展開にしてゆければと祈っています。

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